令和の真向法 第6弾|いきなり伸ばさない。「ゆるんでから動く」と身体は変わる
いきなり伸ばさない。深い呼吸、ひざをやさしくゆらす、足の指を動かす。この3つで身体をゆるめてから真向法を行います。

こんにちは千歳船橋駅30秒祐気堂マッサージ院長御木です。

「真向法をやっているけれど、なかなか前に倒れない」

「身体が硬いから、もっと頑張って伸ばした方がいいのでは?」

そう考える方は多いと思います。

もちろん、真向法を続けるからには、最終的には4つの体操をできるだけ楽に行える身体を目指したいものです。

でも、身体が硬い人ほど大切なのは、いきなり完成形へ近づこうとしないことです。

硬いところを無理に伸ばす前に、身体が動ける道をつくる。

これが今回の「令和の真向法 第6弾」のテーマです。

いきなり伸ばさない

前屈をして、太ももの裏がつっぱる。

腰が苦しい。

左右で動き方が違う。

そんなとき、私たちはつい「硬いところをもっと伸ばそう」としてしまいます。

ところが、身体が「これ以上は嫌だ」と感じているところへ、さらに力を加えると、かえって力が入りやすくなることがあります。

そこで、令和の真向法では順番を変えます。

① 今の動きを確認する
② 硬い方向を無理に攻めない
③ 小さく動いて、動ける道をつくる
④ もう一度、真向法をしてみる

この順番です。

① まず「今の動き」を確認する

真向法を始める前に、太ももの裏・腰・左右差・呼吸を確認し、身体のどこが引っかかるかを感じている様子

まず、いつものように真向法をしてみます。

ここでは、どこまで倒れたかだけを見る必要はありません。

大切なのは、今の身体がどんな感じなのかを知ることです。

太ももの裏はどうでしょう。

腰はどうでしょう。

右と左で違いはありませんか。

呼吸を止めずに動けていますか。

「ここが少し引っかかるな」

「今日は右の方が硬いな」

その程度で十分です。

最初の前屈は、競争でもテストでもありません。

あとでもう一度行ったときに比べるための“現在地”です。

② 硬い方向を無理に攻めない

硬い方向や痛いつっぱりを無理に伸ばさず、楽な方向へ身体を動かす令和の真向法

身体が動きにくい方向が見つかったら、そこを何度も無理に伸ばす必要はありません。

むしろ一度、楽に動ける方向へ動いてみます。

たとえば右へ動きにくければ、いったん左へ。

前へ倒れにくければ、一度身体を起こして楽な姿勢へ戻します。

そして、力まずに小さく動いてみます。

これは第5弾でお話しした「反対の動き」ともつながっています。

痛い方向、つっぱる方向へ押し込むのではなく、楽な方向へ動いてから戻ってくる。

そうすると、身体の緊張が抜けて、先ほどより動きやすく感じることがあります。

「硬いところをやっつける」のではなく、「楽に動ける場所から身体に教えていく」という考え方です。

③ 小さく動いて「道」をつくる

つま先を動かす、ひざを倒す、背伸び、深呼吸を行い、神経・関節・骨盤・呼吸をやさしく動かす方法

次に、大きなストレッチをする前に、身体を小さく動かしてみましょう。

つま先を動かす。

ひざをやさしく倒す。

気持ちよく背伸びをする。

ゆっくり深呼吸する。

どれも大きく頑張る必要はありません。

「これなら楽にできる」という範囲で十分です。

つま先、ひざ、股関節、骨盤、背骨。

身体は一か所だけで動いているわけではありません。

さらに呼吸も身体の動きに大きく関わっています。

ですから、いきなり前屈だけを深くしようとするのではなく、身体のいろいろな場所を少しずつ動かしておくのです。

私はこれを、

身体を動かすのではなく、
「身体が動ける道」をつくる

と考えています。

無理に引っ張るのではなく、身体の中に「ここなら動いて大丈夫」という道をつくっていくイメージです。

④ そして、もう一度真向法

真向法の前屈を最初ともう一度で比較し、昨日より1ミリ・さっきより1ミリの変化を目指すイラスト

ここでもう一度、最初と同じ真向法をしてみます。

最初より少しだけ前に行きやすい。

太ももの裏のつっぱりが少し違う。

腰が少し楽。

呼吸を止めずに動ける。

そんな小さな変化があれば十分です。

以前このシリーズでお話しした、

「奇跡の自分の1ミリ」

です。

昨日より1ミリ。

そして今日の中でも、さっきより1ミリ。

その積み重ねが、やがて大きな変化につながっていくと私は考えています。

完成形を目指していい。でも急がなくていい

真向法を行うからには、最終的にはあの4つの体操を、できるだけ楽に行えるようになりたい。

その目標は、もちろん持っていていいと思います。

ただし、完成形に身体を無理やり合わせるのではありません。

今日の身体が動けるところから、少しずつ完成形へ近づいていく。

それが「令和の真向法」です。

硬い人も、年齢を重ねた人も、昔のように動けなくなった人も、最初から諦める必要はありません。

昨日より1ミリ。

さっきより1ミリ。

その小さな変化を楽しみながら続けてみてください。

第6弾のまとめ

  1. まず今の動きを確認する
  2. 硬い方向を無理に攻めない
  3. 楽な方向と小さな動きで身体をゆるめる
  4. つま先・ひざ・背骨・呼吸など身体全体をつなぐ
  5. もう一度真向法を行い「自分の1ミリ」を確認する

頑張って身体を伸ばすのではなく、身体が自然に動ける道をつくる。

ぜひ一度、この順番で真向法を試してみてください。

※痛みや強いしびれが出る動きは無理に行わず、中止してください。


次回・令和の真向法 第7弾では、

「頑張る10回より、気持ちいい3回?」

をテーマに、回数・呼吸・休む時間について考えてみたいと思います。

身体は「たくさんやれば変わる」とは限りません。

令和の真向法、まだ続きます。

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