
令和の真向法シリーズ第8弾-3では、長座前屈に入る前の「骨盤の動かし方」をご紹介します。
長座で座ると背中が丸くなる、身体を前に倒しにくい――そんなとき、いきなり手を足先へ伸ばそうとすると、つらさを感じることがあります。
まずは前屈の深さを目指さず、骨盤を小さく動かしてみましょう。身体を無理に動かすのではなく、身体が動きやすい道をつくる準備です。
前回の記事では、真向法の前に行う共通の準備をご紹介しました。まだの方は、こちらも参考にしてください。
まず、いつもの長座姿勢を確認します
床やマットの上に脚を前へ伸ばして座ります。膝を伸ばしきるのがつらい場合は、少し曲げてもかまいません。
背中や腰に力を入れすぎず、今の姿勢でどのくらい楽に座れるかを感じてみましょう。前に倒れるときも、無理に深く行わず、身体の様子を確かめる程度で十分です。
骨盤を小さく前後に動かしてみましょう
手を太ももの上に置き、息を止めずに、骨盤をゆっくり前後に動かします。腰を大きく反らしたり、背中を強く丸めたりせず、小さな動きで行いましょう。

前後に3〜5回ほど動かしながら、どちらの方向が少し楽に感じるか、呼吸がしやすいかを確かめます。動きの大きさや柔らかさを比べる必要はありません。
座りにくいときは、薄いタオルを使います
骨盤を起こしにくいと感じる場合は、薄くたたんだタオルをお尻の下に敷いてみましょう。座る高さが少し変わることで、長座姿勢を保ちやすくなることがあります。

タオルを敷いたら、先ほどと同じように骨盤を小さく前後に動かします。タオルを使うことが目的ではなく、ご自分にとって少し座りやすい姿勢を探すことが大切です。
最後に、少しだけ前へ倒れてみます
息を吐きながら、骨盤から身体を少し前へ傾けてみましょう。手を足先へ伸ばすことは目標ではありません。太ももの上に手を置いたままでも大丈夫です。
始める前と比べて、少し動きやすい、呼吸がしやすいと感じられたら、それが今回の小さな変化です。大きく前屈できなくても、無理のない範囲で動ければ十分です。
痛みのない範囲で行いましょう
痛みや強いしびれが出たときは、すぐに中止してください。めまいや動悸など、いつもと違う症状がある場合も無理に続けないでください。膝を緩めたり、タオルを使ったりして、楽に座れる姿勢に調整しましょう。
骨盤を整えて、次の動きへ
長座前屈では、深く倒れることよりも、骨盤が少し動きやすくなることを大切にします。まずは小さな動きと呼吸を確かめ、ご自分にとって少し楽な動き方を探してみてください。
次回は、両脚を左右に開く「開脚前屈」へ進みます。今回のように、無理をせず身体の動きやすさを確かめながら行っていきましょう。
































