冬眠心筋とは?血流が戻ると眠っていた心筋は動き出すのか|心筋梗塞から学んだ回復力
心筋梗塞で血流が低下すると、心筋は「冬眠心筋」と呼ばれる休眠状態になることがあります。細胞が生きている場合は、血流の改善によって心臓の働きが回復する可能性があります。本記事では、私自身の体験を交えながら、冬眠心筋の仕組みと血流の大切さを分かりやすく解説します。

私がずっと知りたかったこと

こんにちは。

千歳船橋駅徒歩30秒、祐気堂マッサージです。

約20年前、私は心筋梗塞を経験しました。

病院では「心筋の一部は動いていません」と説明されました。

その時、私は素朴な疑問を持ちました。

「動いていない心筋は、本当に死んでしまったのでしょうか?」

最近になって、その答えにつながる考え方があることを知りました。

それが「冬眠心筋(とうみんしんきん)」です。


冬眠心筋とは?

心臓の筋肉(心筋)は、24時間休まず働き続けています。

そのため、たくさんの酸素と栄養が必要です。

しかし、動脈硬化などで冠動脈の血流が悪くなると、心筋は十分な酸素を受け取れません。

すると心筋はエネルギーを節約するため、一時的に働きを弱めて休眠状態になります。

これを冬眠心筋と呼びます。

つまり、「動いていない=死んでいる」とは限らず、生きている心筋が眠っている状態なのです。


壊死した心筋との違い

ここはとても大切なポイントです。

  • 壊死した心筋…血流が長時間止まり、細胞そのものが死んでしまった状態。元には戻りません。
  • 冬眠心筋…細胞は生きているため、血流が改善すると働きを取り戻す可能性があります。

現代医学では、この違いを画像検査などで調べ、治療方針を決めています。


忘れられない先生の言葉

私はある先生に質問しました。

「血流が戻れば、この心筋も動くのでしょうか?」

先生はこう話してくださいました。

「肩や腰の筋肉も、こり固まって血流が悪くなると動きが悪くなる。

マッサージや運動で筋肉が柔らかくなり、血流が改善すると、また動きやすくなる。

心筋も同じような考え方ができるかもしれない。」

私は希望が湧き、思わずお願いしました。

「先生、改善してください。」

すると先生は静かにこう言われました。

「それは自分でするのだ。本人以外にはできない。」

さらに続けてこう話されました。

「難病とは、医師が治すことが難しい病気のことだ。

しかし、本人が努力すれば、大きく変わることがある。

頑張れ。」

当時は少し厳しい言葉に感じました。

しかし20年以上たった今、その意味が少しずつ分かるようになりました。


自分でできることは意外と多い

もちろん薬や手術はとても大切です。

しかし、それだけでは健康は完成しません。

  • 体を温める
  • 適度な運動
  • 呼吸を整える
  • 良い睡眠
  • バランスの良い食事
  • ストレスをためない生活

こうした毎日の積み重ねが、体本来の回復する力を支えてくれるのだと思います。


私が続けていること

私は現在も毎日、温めることを生活に取り入れています。

  • 三井温熱療法
  • ウォーキング
  • 完全呼吸法・鼻呼吸
  • 体を冷やさない生活

これらを続けることで、以前より体調が安定してきたと感じています。

もちろん個人の体験ですが、「血流を大切にする生活」の重要性を実感しています。


まとめ

昔は「動かない心筋=死んでいる」と考えられることもありました。

しかし現在では、「冬眠心筋」という考え方があり、血流が改善することで機能が回復する可能性があることが分かってきました。

だからこそ、私は患者さんにもお伝えしています。

「温かく・柔らかく・血色の良い体へ。」

毎日の小さな積み重ねが、未来の健康につながると信じています。


次回予告

「心臓にも新しい血管はできる? 側副血行路(バイパス血管)の驚くべき力」

体には、自ら血液の通り道を作ろうとする力があります。

次回は、その「血管の再生力」について分かりやすくご紹介します。

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