
こんにちは。
千歳船橋駅30秒、祐気堂マッサージです。
前回の記事では、「なぜ私は30年以上、操体法を続けているのか」についてお伝えしました。
今回はその続きとして、
「操体法はなぜ痛みが改善しやすいのか?」
について、脳・神経・筋肉の働きから、できるだけ分かりやすくお話しします。
目次
痛みは「筋肉だけ」の問題ではありません
肩が痛い。
腰が痛い。
膝が痛い。
このような痛みがあると、多くの方は、
「そこが悪い」
「そこを強く押せば良くなる」
「痛いところを揉めば楽になる」
と思われるかもしれません。
もちろん、痛みの出ている場所を確認することは大切です。
しかし実際には、痛みは筋肉だけで起こっているわけではありません。
痛みには、
- 脳の判断
- 神経の緊張
- 筋肉のこわばり
- 血流の悪さ
- 身体の使い方のくせ
などが関係しています。
つまり、痛みを改善するためには、痛い場所だけを追いかけるのではなく、身体全体の緊張をほどいていくことが大切です。
操体法の基本は「気持ちよく動くこと」
操体法は、無理に動かしたり、強く押したりする療法ではありません。
患者さん自身が、
「こちらに動かすと気持ちがいい」
「この方向なら楽に動ける」
と感じる方向へ、ゆっくり身体を動かしていきます。
痛い方向へ無理に動かすのではなく、楽な方向・気持ちよい方向へ動く。
これが操体法の大きな特徴です。
脳が「安心」すると、痛みのスイッチが切り替わる
痛みがある時、身体は無意識に緊張しています。
脳は、
「これ以上動かすと危ない」
「ここを守らなければいけない」
と判断し、筋肉を固めて身体を守ろうとします。
これ自体は身体を守るための大切な反応です。
しかし、その緊張が長く続くと、筋肉が固くなり、血流が悪くなり、さらに痛みを感じやすくなってしまいます。
操体法では、痛い方向へ無理に動かさず、気持ちよい方向へ動きます。
すると脳は、
「あ、この動きは安全だ」
「力を抜いても大丈夫だ」
と感じやすくなります。
脳が安心すると、身体を守るために入っていた余分な力が抜け、痛みのスイッチが少しずつ切り替わっていきます。
神経の緊張がゆるむと、痛みの信号も静まりやすい
痛みが続いている時は、神経も過敏になっています。
少し動いただけでも痛い。
軽く触れただけでもつらい。
いつも同じ場所が気になる。
このような状態では、神経が必要以上に緊張していることがあります。
操体法のやさしい動きは、神経に強い刺激を与えません。
むしろ、気持ちよく動くことで神経の興奮が落ち着き、身体がリラックスしやすくなります。
神経の緊張がゆるむと、痛みの信号も静まりやすくなります。
筋肉がやわらぐと、血流が良くなり回復が進みます
筋肉が固くなると、血管が圧迫され、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、酸素や栄養が届きにくくなり、疲労物質も流れにくくなります。
その結果、痛みや重だるさが続きやすくなります。
操体法で筋肉の緊張がゆるむと、血流が良くなり、身体の回復が進みやすくなります。
これは、祐気堂マッサージが大切にしている、
「温かく・柔らかく・血色の良い体へ」
という考え方にもつながります。
操体法は「自分で治る力」を引き出す療法です
操体法の大切なところは、施術者が一方的に治すのではないという点です。
患者さん自身が、気持ちよい方向を感じ、身体を動かし、身体の変化を確認していきます。
その中で、身体は少しずつ、楽な状態を思い出していきます。
操体法は、身体に無理をさせるのではなく、身体が本来持っている回復力を引き出す方法です。
このような症状の方におすすめです
操体法は、次のようなお悩みの方におすすめです。
- 肩こり
- 首こり
- 腰痛
- 膝の痛み
- 背中のこわばり
- 身体の左右差
- 姿勢の乱れ
- 動き始めの痛み
- 慢性的な疲れ
- 自律神経の乱れによる不調
強く揉まれるのが苦手な方、痛い施術が苦手な方にも向いています。
まとめ:操体法は、身体本来の力を引き出す方法です
操体法は、痛みを無理に取ろうとする療法ではありません。
痛みのある場所だけを追いかけるのではなく、脳・神経・筋肉のバランスを整え、身体全体が楽になる方向へ導いていきます。
気持ちよく動くことで脳が安心し、神経の緊張がゆるみ、筋肉がやわらかくなり、血流が良くなる。
その結果、痛みが改善しやすい状態へと近づいていきます。
祐気堂マッサージでは、操体法とマッサージ、温熱療法を組み合わせながら、
「温かく・柔らかく・血色の良い体へ」
という健康づくりを大切にしています。
次回予告
次回は、操体法シリーズ第3話として、
「操体法の代表的なやり方と、その効果」
について、実際の動きも含めて分かりやすくご紹介します。
どうぞお楽しみに。































