千歳船橋駅30秒祐気堂マッサージ院長御木です。
最近、頚腕症候群や腰痛症の患者さんが多くなっています。
そんな人たちの姿勢を見ていると猫背の人がとても多いいのに驚きます。
猫背と頚腕症候群・腰痛症の関係について調べて見ました。
人の体は関節の連動で動いている
動物が動くとき人間が動くとき
どのような動作をしても、いくつかの筋肉といくつかの関節が連動して動いているのをご存じでしょうか。
片手を強く握ってげんこつを作って見て下さい
顔の表情筋から足の親指まで筋肉が動くのがわかると思います。
例えば「歩く」という動作一つとっても、
複数の関節や部位がお互いに連動して機能しています。
まず、身体の関節がどのように連動して動いているかを歩行を通して見てみましょう。
歩行とは、
ただ交互に左右の足を前に動かしているだけではありません。
細かく分折してみると、腰が体を支え、股関節が滑らかに動き、
膝関節や足首の関節が曲がったり伸びたりしながら、
各関節や筋肉がバランスよく連動してそれぞれの役割を果たしています。
さらに、歩くときには下半身だけでなく、腕を振るといった上半身の動きも伴います。
それらのどこか一つが正常に動かなくなると、連動している関節や部位のどこかに、悪影響がでます。
試しに、猫背の状態で肩を上げてみてください。
その状態では、腕が上までしっかり上がらないはずです。その状態で、肩を上げ下げしたり、捻り動作をしたりすると、「四十肩」や「五十肩」のような状態になる可能性が増します。
また、猫背でうまく腕が振れないと、足が前に出にくくなり、前傾姿勢になってしまい、しっかりと足に体重が乗りません。
結果、
腰に負担がかかり、腰痛の原因となることもあるのです。
肘や手首の関節が拘縮しています。
腰が痛い人
胸椎や、股関節が拘縮している。
痛みのある関節の前後の関節が拘縮しているために
代償作用として正常可動域以上に動きすぎて痛みを発しているのです。
猫背だと肩関節痛、や腰痛になりやすい
猫背だと肩関節痛、や腰痛になりやすいのはなぜでしょうか?
腰の骨、腰椎は腰を捻る可動域がすごく小さく、身体を捻る時には胸椎を中心に身体を捻るように出来ていますが、
猫背などで胸椎の可動が正常に行えないと
腰椎で身体を捻ってしまいます、
腰椎が正常可動域以上に動いてしまうので腰痛の原因になってしまうのです。
腕を動かす動作も
本来は肩甲骨が滑るように動いてその流れの中で肩関節が動くのですが猫背で胸椎が正常に動かないと
肩甲骨、肩関節が正常に連動できなくなり、肩関節周りの筋肉に異常な負荷をかけ炎症を起こすのです。
ジョイント・バイ・ジョイント・セオリー
なぜ腰が痛くなるのかを、
なぜ肩が痛くなるのか
よりわかりやすく理解するために覚えておいてほしい理論があります。
それが
ジョイント・バイ・ジョイント・セオリーです。
ジョイントとは関節、セオリーとは理論という意味です、
体の基本的なつくりを説明したものだと考えてください。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、この理論をごく簡単にまとめると、次のようになります。
① 人間の体は、よく動くべき部分(可動性関節)と、
安定しているべき部分(安定性部位)とが交互に連なってできている
② よく動くべき部分は動かし、安定している部分は安定させることによって、体は正常に動く
・腰椎=安定しているべき部分(安定性部位)
・股関節=よく動くべき部分(可動性関節)
モビリティ関節とスタビリティ関節
大きな動きに適している関節をモビリティ関節、
適していない関節をスタビリティ関節と言います。
モビリティ関節である股関節や肩関節は球関節であり、可動性に富んでいます。
スタビリティ関節である肘関節や膝関節は蝶番関節または蝶番関節に近く、動きの幅に制限があります。
ただ、ここで「スタビリティ関節は、可動性は必要ないのか」、「モビリティ関節は、安定性は必要ないのか」というとそうではありません。
モビリティ関節とスタビリティ関節
ジョイント・バイ・ジョイントアプローチにおいて、各関節の役割は表1と図1のとおりモビリティ関節とスタビリティ関節に大きく分けられるとされています。
関節 役割 頸椎 スタビリティ関節 肩関節 モビリティ関節 肩甲胸郭関節 スタビリティ関節 胸椎 モビリティ関節 肘関節 スタビリティ関節 手関節 モビリティ関節 股関節 モビリティ関節 仙腸関節および腰椎 スタビリティ関節 膝関節 スタビリティ関節 足関節 モビリティ関節 足部 スタビリティ関節
スタビリティジョイント(安定性関節)には、安定性を。
、には、可動性を。
と言う意味です。
痛みやコリを解消するには、自身の体を正しく理解することが大切です。
まとめ
背骨(脊柱)とは頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個そして仙椎、尾骨で成り立っています。
背骨の回線角度もそれぞれ違い胸椎は約30°から35°腰椎は5度、程度と言われています
腰から動かすなどと言われることがありますがそれは間違いです。
脊柱の回旋動作は腰椎ではなく胸椎の回旋を中心に行なうのが正解です。
胸椎と股関節,モビリティジョイント(可動性関節)に効果のある運動法紹介
この動画の中で紹介しているイチローストレッチは
モビリティジョイント(可動性関節)である、股関節と胸椎の可動性を上げるとても理にかなった運動です。