千歳船橋駅から30秒祐気堂マッサージ院長の御木です。
「首」・「膝」・「腰」に不調を感じる人が多くおられますが
これらに共通するところがあるので。
今回は腰を例にしてまとめてみました参考になれば嬉しいです。
腰は捻れない
ゴルフのスイングや野球のバッティングではどこを捻っていると思いますか?
色々なスポーツの動きで腰のキレがいいね!
なんてことを聞く事が多いいと思いますが、皆さんはよく腰を捻っていると、勘違いしてはいませんか?
腰の骨、腰椎は椎間関節の左右の突起部分で上下をロックされているので骨の形状上大きく捻る事が出来ません。
腰は構造上5度前後の可動域と言われています。
捻っている部分は、実際には胸椎と股関節です。
関節の可動性と安定性について
身体の関節は可動性(モビリティ)のある部分と安定性(スタビリティ)のある部分が交互に有り、
腰椎は「安定性の」の関節です。
腰椎は「安定性」が本来の役目であり、
「可動性」があるのは上の胸椎と下の股関節であり、腰椎は「可動性」を目的とした部位ではないのです。
一方、腰椎の上と下の胸椎と股関節は本来「可動性」モビリティのある場所です。
しかし胸椎や股関節が姿勢の悪さやコリなどで十分に動かせなければ、代わりに腰で補おうと(代償動作)します。
腰は捻れない、部位であるのに無理な動きをさせられ脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの原因になるのです。膝・首も原因は同じ
膝の痛みも同じように考える事が出来ます。
膝は「安定性」の関節です、
もし可動性のある足関節が十分に動かせなければ、
可動性のある股関節の動きが悪ければ、
その役目を膝に代用させようとして膝を痛めます、
ちなみに首も安定性の関節です。
それぞれの関節の役目「安定性」「可動性」を認識することが
「首」・「膝」・「腰」に不調を感じる人にとっては大切なことです。
痛みのあるところだけに原因はない
痛みのあるところだけに原因があると思われがちですが。
問題が見られる部分のみを治療するのではなく、
問題のある部分の上下の関節の役割を十分に発揮できるように全身調整していく必要があるのです。
例えば、腰の安定性を図りたいときは腰の治療だけを行うのではなく、股関節と胸椎や肋骨の可動性を意識した全身調整の施術を行って腰の安定性を促していくということです。
まとめ
- 身体の関節は可動性(モビリティ)のある部分と安定性(スタビリティ)のある部分が交互に有る
- それぞれの役目を果たせないと代償動作が行われる
- それぞれの関節の役目「安定性」「可動性」を認識することが大切である
- 腰椎の安定性を保つためには腹圧強化させることが重要である。
- 胸椎や肋骨の可動性を強化する必要性がある
- 腰椎の安定性胸椎や肋骨の可動性硬化には腹式呼吸法・ドローインがお勧め
私はロコムーブの運動の後に腕ふり健康法を毎日行っています。
参考になれば嬉しいです。