自律神経失調症の方へ|操体法を続けてきた私が伝えたいこと

がんばり過ぎた身体に、休み方を思い出してもらう。

操体法は、気持ちよさを道しるべに整える健康法。

自律神経は、やさしさで整います。

「病院で自律神経失調症と言われました。何か良い方法はありませんか?」
このご相談は、とても多いです。
私は30年以上、操体法を実践してきました。その経験から、まずお伝えしたいことがあります。

操体法とは?
― 「気持ち良い方向に動かす」ことで、身体のバランスと自律神経を整える健康法 ―
正しい動きを押し付けるのではなく、ご本人が「楽」「気持ちいい」と感じる方向へ、身体をそっと動かしていきます。

自律神経失調症と言われた方へ

自律神経が乱れたのではありません。
身体が、がんばり過ぎただけなのです。
操体法は、本来のリズムへ戻すお手伝いをします。

自律神経失調症は「壊れた状態」ではありません

自律神経失調症と聞くと、「もう治らないのでは」「どこかが壊れてしまったのでは」と不安になる方も多いと思います。
ですが自律神経失調症は、神経が壊れた病気ではありません。

  • 緊張が抜けない
  • 呼吸が浅い
  • 身体がこわばっている
  • 休もうとしても休めない

こうした状態が続き、自律神経のバランスが乱れている状態です。
言い換えれば、がんばり過ぎた身体からのサインなのです。

なぜ操体法は自律神経にやさしいのか

ポイントは3つです

① がんばらせない健康法 痛いこと・無理な運動・我慢はしません。「楽」「気持ちいい」感覚を大切にすると、緊張(交感神経)が静まり、回復(副交感神経)が働きやすくなります。
② 呼吸が自然に深くなる 操体法の動きはゆっくり。すると呼吸も深くなり、身体が「安心」しやすくなります。がんばって呼吸法をするより、結果として整っていくのが特徴です。
③ 背中がしなやかになる 自律神経は背骨の近くを通っています。背中が硬いと影響を受けやすいので、操体法で力みを減らし、しなやかな背中を目指します。

※「理由は分からないけど楽」「気持ちが落ち着く」と感じる方が多いのは、身体が安心を取り戻すサインです。

操体法は「治す」のではなく「戻す」方法です

操体法は、自律神経を無理にコントロールする方法ではありません。
本来のリズムに戻る手助けをする健康法です。

  • 眠りが深くなった
  • 不安感が減った
  • 身体が軽くなった
  • 気分の波が穏やかになった

こうした変化は、身体が「安心」を思い出した結果です。

まずは一つ:操体法「ひざ倒し」(やさしいセルフケア)

自律神経が気になる方は、最初から「がんばる体操」より、気持ち良い方向に動かすことが近道になる場合があります。
ここでは、寝たまま行える代表的な操体法「ひざ倒し」をご紹介します。

気持ち良い方向に、そっと動かします。
やり方(1分でOK)

  1. 仰向けで寝て、膝を立てます(足は腰幅くらい)。
  2. 膝を左右どちらかへ、気持ち良い方へゆっくり倒します。
  3. 「あ、気持ちいい」と感じる所で2〜3呼吸ほど待ちます。
  4. 力を抜いて戻し、反対側も同様に試します。
  5. 左右を比べて、より気持ち良い方を少し多めに行います。

※痛みが出る・不快感が強い場合は中止してください。
※ポイントは「回数」より「気持ち良さ」。がんばらないほど、身体が変化しやすい方もいます。

最後に

もし今、「もう仕方がない」「年だから無理かもしれない」そう思っていたとしても、
身体は、あきらめられた時ではなく、信じてもらえた時に動き出します。

操体法は、がんばらなくていい健康法です。
あなたの身体が本来持っている力を、もう一度思い出すきっかけになれば幸いです。

ご相談・ご予約はこちら

自律神経の不調は、生活・姿勢・呼吸・緊張の積み重ねで起こることが多く、
「何から始めたらいいか分からない」という方ほど、やさしいアプローチが合う場合があります。
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

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